こんなお悩みの方へ
筋肉痛
原因
- 疲労物質の蓄積
ハードな運動を行えば行うほど、筋肉の中には乳酸などの疲労物質が溜まってくることが分かっています。
この溜まった疲労物質が痛みを起こす、というのが筋肉痛発生の原因の一つというわけです。
疲労物質は運動直後に最も増加しているはずですから、運動直後に起こる筋肉の痛み(即時性筋肉痛)は主にこれが原因だと考えられます。
- 筋肉・結合組織の損傷
筋肉は大きな力で収縮を繰り返すと、小さな断裂を起こすことがあります。また、筋肉の中には伸び縮みせずに強度を保っている結合組織という部分があり、筋肉が激しく形を変えることでこの結合組織が傷つくという説もあります。
この傷ついた部分が炎症を起こすことによって、痛みが発生するというわけです。
- 筋肉を修復する時の炎症
家をリフォームする時に弱くなった壁をはがしたり古くなった柱を取り替えたりするように、傷ついてボロボロになった筋肉の繊維は一度分解されてから、その部分に新しい筋繊維が合成されるという反応が起こります。
筋肉が一度分解されることによって起こる痛み。これが遅れて発生する筋肉痛の原因の一つというのも有力な仮説です。
種類や症状
- 現発生筋肉痛
筋肉の細胞が刺激を受け、血液から運ばれてくる酸素を使ってエネルギーを作り出します、筋肉を使い過ぎると血中にヒスタミン、カリウム等の発痛物質が生じて、痛みが発生します。
- 遅発性筋肉痛
筋繊維や周囲の組織が損傷して、これを修復する過程で痛みを伴う(運動の後などの痛みが、これです)
運動選手がスプレーを吹きかけて冷やすことや、野球の選手等が氷水で患部を冷やしたりしますね、しかし一般の人が日常これを行うことは問題です!
冷やすと炎症は治まり、痛みも軽減されるが、これは疲労が解消されたのではないからです、これを繰り返していると機能が鈍って来て、回復力も次第に悪くなるので注意しよう!
筋肉痛の対処で有効なのは入浴です、ここで注意すべき事項があります、過度のマッサージや長い入浴は筋肉痛を悪化させる場合があるので注意しましょう。