こんなお悩みの方へ
頭痛
原因
頭痛の症状は多様です。中には頭痛に付随してめまいやしびれ、肩こり、発熱なども生じるケースがあります。
一般的な頭痛として片頭痛や筋緊張性頭痛、後頭神経痛など様々ありますが、それらの8~9割は特に心配のいらない機能的なものです。しかし頭痛の中には一刻を争う危険なものもあります。
脳出血やくも膜下出血、脳挫傷、脳腫瘍、髄膜炎や脳炎など。あなたの頭痛は大丈夫ですか。
たかが頭痛と思わず頭痛外来などの専門医の受診が一番の解決法です。ここでは、頭痛の症状と原因、治療法などについて詳しく解説致します。
種類と症状
基本的に頭痛とは、頸より上で感じる痛みが中心です。そのため頭痛は頸より上、つまり頭部や顔周辺にある筋肉や関節、脳や脳を取り囲む膜、更には神経や血 管が原因となって起こります。
- 片頭痛
頭の前側(前頭部)から横(側頭部)にかけて、左右のどちらか片側で感じる頭痛です。以前は「偏頭痛」と書かれていましたが、現在では表題のような書き方が用いられています。
片頭痛には、痛みが起こる前に何らかの症状(前兆)が起こる場合と、そうでない場合とがあります。その前兆とは、目で見ているものの周囲がギザギザと光が輝くように見え、その中心部分は暗く何も見えないといったものです。
そして、その前兆が消えると、次に頭痛が始まります。頭で脈をうつような痛みがあり、4時間から長くて7時間程度も痛みが続きます。吐き気や嘔吐を伴うこともあって、痛みは非常に強いです。
この片頭痛は女性に多くみられ、また週末や月経時に起こりやすいという特徴があるようです。
- 緊張型頭痛
頭が、何かで締め付けられたような、硬い布を押し当てて圧迫されたような、あるいは縛られているような感じのする頭痛です。基本的には頭の前側で、左右両側に痛みを感じます。場合によっては頭の痛みのほかに、後頭部と頸の骨の間部分の痛みや肩こりを伴います。また、下を向いたり、立った状態で上半身を折り曲げるなど、頭を下げるような動きで、痛みが増強するのも、この頭痛の特徴です。頭痛を感じる部分、つまり頭の前側を指で押すと気持ちよく感じ、指を離すと一時的に痛みが軽くなったような感じがしますが、時間が経つにつれて、元の痛みの強さに戻っていきます。午後から夕方にかけて起こりやすいのも、特徴の一つです。
- 群発頭痛
一般にはあまり馴染みのない、聞き慣れない頭痛なのではないでしょうか。毎日のように頭痛が起こる期間と、全く頭痛が起こらない期間が交互にやってくるのが、この群発頭痛です。男性で多くみられると言われています。 この頭痛は夜中に眠りについてから、また同じ時刻に起こることが多いようです。
症状ですが、どちらか片方の目や眼球の奥の辺りがえぐられているような、あるいは何かに突き刺されているような、激しく強い痛みを感じます。加えて、脈を打っているような痛みが30分、長い場合は2時間程度も続きます。頭痛とともに、鼻水や鼻づまり、涙目の症状も出ることがあります。鎮痛剤を飲んでも痛みは治まらず、またその痛みの強さから眠りがさまたげられるため、うつなどを伴うことがあるようです。